愛知県もそろそろ梅雨入りしそうですね。気温が高くなくても湿度が高いと熱中症になりやすいため、意識して水分をとって予防しましょう。
さて、今回は体力(運動耐容能)についてです。心臓病の患者さんでは、心臓の動き以上に運動耐容能が保たれていることが重要と言われています。運動耐容能を測定する方法として、心肺運動負荷試験(CPX)があります。
(ミナト医科学株式会社ホームページより引用)
心電図や血圧、呼気ガスを測定しながら自転車を漕ぐ検査で、運動中の心臓の機能を評価することができます。同時に、肺や足の筋肉、末梢循環などの機能も評価できます。運動耐容能の低下を認めた場合、原因を突き止めて心臓リハビリに活かすことができるためとても有益な検査です。心臓に負担をかけすぎない運動や安全に生活できる活動についての指導、薬の調整や手術適応を決定する目的でも行います。いくつかの連携医療機関にご協力いただき、これまでに複数名の当院の患者様にCPXを行いました。CPXを行うことで、安全かつ効果的な運動処方や薬物治療方針の決定に役立てることができています。「仕事復帰やスポーツを再開したいけど、心臓病があるため心配。」「どのくらい運動して良いのかわからない。」「最近息が切れやすくなったため原因を突き止めたい。」などのお悩みがある患者様は、お気軽にお問い合わせください。心臓リハビリに参加されていない患者様や、当院を受診したことのない患者様でも大歓迎です!
ちなみに先日、バスケットボールの女子日本代表の試合を観戦してきました。トップアスリートの力強い気迫あふれるプレイに圧倒されるとともに、パワーをもらいました。私も岡崎、安城、豊田など西三河地域の皆さんへ元気や活力を与えられるような心臓リハビリを提供できるよう引き続き頑張ります!